避難場所と避難所はどう違う?ハザードマップと一覧の見方

「避難場所」で調べようとすると、「避難所」「指定緊急避難場所」という言葉も出てきて、何がどう違うのか、どこへ行けばいいのかが分からなくなる、ということがありますよね。

三島市の地域情報メディア『みしま日和』編集長のたくろうです。わたし自身も以前、大雨のニュースをきっかけに自宅周辺を確認しようとして、どのページを見ればいいのか迷ったことがあります。

この記事では、避難場所と避難所の言葉の違いから、三島市で先に見ておきたい公式情報、災害種別ごとの確認の仕方、家族で話し合っておく内容まで、順番に整理しています。

目次

避難場所と避難所はどう違うのか

「避難場所」と「避難所」は、法律の上では別のものとして定められています。東日本大震災の教訓を踏まえ、平成25年の災害対策基本法改正で、二つが明確に区別されました。

まず大まかに言うと、災害の危険から命を守るために緊急で逃げる先が「指定緊急避難場所」で、危険が去ったあとに生活する場所が「指定避難所」です。

指定緊急避難場所

災害が迫ったとき、命を守るために緊急で逃げ込む施設や場所です。

指定避難所

被災後に自宅へ戻れない方が一定期間滞在する施設です。

三島市では、東小学校や錦田小学校など多くの学校が、どちらにも重複して指定されています。同じ場所でも、使う目的が違うということは、頭に置いておくと整理しやすいです。

三島市で最初に開くべき公式ページ

三島市が公式に出している情報源は、大きく二つあります。どちらも市の公式サイトで確認できます。

  • 指定避難所と指定緊急避難場所の一覧ページ
  • 三島市総合防災マップ(PDF・紙配布あり)

一覧ページは2026年2月に更新されており、施設名・住所・対象とする災害の種類が一覧になっています。総合防災マップは、地震・洪水・土砂・富士山火山など複数の情報が一冊にまとまっているもの。紙のマップは市内で配布されているので、手元に置きやすいほうを確認しておくと動きやすいです。

災害の種類ごとに避難先が変わる理由

迷いやすいのが、「どの災害でもとりあえず近くの学校へ行けばいい」という思い込みです。三島市の指定緊急避難場所の一覧を見ると、施設ごとに対象となる災害の種類が●印で示されていて、同じ施設でもすべての災害に対応しているわけではありません。

たとえば西小学校は、洪水・崖崩れには指定されておらず、地震と大規模火災が対象。一方で東小学校は洪水・崖崩れ・地震・大規模火災に対応しています。これは地形や立地の違いによるもので、三島市の地形ならではの話なんですよね。

自宅周辺のリスクを地図で確認する方法

三島市の総合防災マップには、洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域、地震時の揺れやすさなどが地図に落とし込まれています。

わたし自身、子どもの通学ルートを確認しようと地図を広げて、川沿いの道が浸水区域に入っていることに気づいたことがあります。当時は「学校のそばだから大丈夫だろう」と思っていたのですが、一度止まって確認してよかったと感じています。

自宅のリスクだけでなく、通勤・通学ルートも含めて地図で確認すると、家族で話し合う材料になります。

ハザードマップの色と凡例の読み方

総合防災マップは情報量が多く、最初は少し読みにくく感じるかもしれません。見るときは凡例(色の説明)を先に確認する順番が、わたしには合っています。

洪水ハザードマップでは、色が濃いほど浸水深が深くなる仕組み。薄い色の区域でも、浸水が長引く場合もあるので、色が薄いから安全とは断定しにくい面もあります。

市内の狩野川や大場川など、河川の位置と自宅との距離を地図で見ておくだけでも、リスクの感覚は変わります。マップを開いたら、まず凡例を確認。これだけでも先に動いておく価値があります。

家族で話し合っておきたいことは何か

発災のタイミングはバラバラです。家族全員が自宅にいるとは限らないので、事前に集合場所と連絡手段を決めておくことが大事です。

STEP
自宅周辺の避難先を確認する

三島市の一覧で、自宅の対象自治会に対応した指定避難所の施設名と場所を確認します。

STEP
災害の種類ごとに対応を分けて確認する

地震の場合と水害の場合で、向かう場所が変わることを家族で確認します。

STEP
集合場所と連絡方法を決める

家族が別々の場所にいるときの合流場所と、連絡手段をひとつ決めておきます。

「とりあえず近くの学校に行く」というルールだけだと、水害時に向かう方向が逆になる場合もあります。災害の種類を意識した合流場所を一つ決めておけると、実際に動きやすいです。

通勤や通学中に被災したときの考え方

自宅にいないときの避難先まで考えるのは、確かに難しい面があります。ただ、子どもの通学ルートや自分の通勤経路の周辺に、どんな施設があるかを把握しておくのは無理がありません。

学校にいる時間帯なら、学校の指示に従う流れが基本です。一方で帰宅途中や勤務中の状況は個別に違います。よく通る道の周辺で、地震や水害に対応している指定緊急避難場所をひとつだけ把握しておくと、いざというときに選択肢になります。

発災時に開設状況を確認する方法

指定避難所は、常に開いているわけではありません。発災時に市が開設したものだけが利用可能です。

開設情報は、三島市の公式ホームページや静岡県防災ポータル、Yahoo!天気・災害の避難情報ページなどで確認できます。平時に「どこで見るか」を一か所決めておくと、発災時に探す手間が省けます。

たくろう

開設状況は発災のたびに変わるので、前回と同じとは限りません

やりがちな勘違いを先に知っておく

「避難場所=避難所」と思って同じ意味で使っていることは、防災の情報を読み解くときの引っかかりになります。「指定緊急避難場所」は緊急の逃げ先であって、長期滞在の場所ではありません。

もう一つよく聞くのが、「ハザードマップを持っているから大丈夫」という感覚です。マップを持っていても、内容を一度も確認していなければ、急いでいるときには参照できません。手元にあることと、使えることは少し違う。

移動が危ない状況でどう考えるか

実際の災害時には、外に出ることそのものが危険な場面もあります。水害では、膝下程度の浸水でも流れがあると歩行が難しくなります。

三島市の風水害時の市民避難行動マニュアルでは、自宅が浸水しない高さにある場合、無理に移動せず屋内にとどまる「垂直避難」が有効な場面についても触れています。避難場所へ向かうことが絶対ではない状況もある。これは事前に知っておくと、判断の幅が広がります。

平時に手元に置いておくと使いやすいもの

三島市の総合防災マップは、市役所や防災センターで紙のものを受け取れます。危機管理課(大社町別館2階)の窓口で配布されており、無料です。

デジタルが便利な場面もありますが、停電時にはスマートフォンの充電が続かないこともあります。紙のマップを一部、家族が見える場所に置いておくのは、わたし自身がやっていることです。

最後にわたしから、今日の一歩について

三島市の公式サイトにある指定避難所の一覧を開いて、自宅の自治会名がどの施設に対応しているかを確認するだけなら、今日の少し空いた時間でできます。施設名が分かったら、地図アプリで場所を見ておく。それだけで、いざというときに迷いが減ります。

うちでは子どもと一緒に地図を広げて、「地震のときはここ、水害のときはどこを目指すか」を話したことがあります。子どもが場所を覚えていたのが正直うれしくて、それからは年に一度くらい確認するようにしています。

まず一か所、自宅の指定避難所の名前をメモするところから始めてみてくださいね。それが家族で話し合うきっかけになったら、わたしとしてはうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「三島日和」編集長・たくろう

三島市在住のたくろうです。地域情報メディア『みしま日和』で、暮らしに役立つ情報をわかりやすく発信しています。

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